月: 2008年3月 (3ページ目 (4ページ中))

IE7 「保護されていない項目があります」って何?

メッセージの意味

Internet Explorer 7 を使っていると、https:// で始まる URL のサイトを開いたときに突然「セキュリティで保護されている項目と保護されていない項目があります」

このページにはセキュリティで保護されている項目と保護されていない項目が含まれています。

といわれて途方にくれることがあります。言われるたびに「はい」をクリックしていれば、ブラウジングを続けることはできるのですが、ページごとに聞かれるので面倒ですよね。

このメッセージの意味は、ブラウズしているユーザーは https:// で始まる URL だから SSL で保護されている = 安全だと信じていても、実際にはページの一部分は保護されていない「まだら」な状態なので、気をつけてという意味です。

対策はヘルプをはじめ色んなサイトに書いてあるのですが、たくさんある手順の一部しか書いていないため、「それだけじゃ不十分」という説明もあるので、あえてまとめてみます。

教科書的に言えば、このメッセージを見たら

  • 辛抱して使う 
  • そのサイトをもう使わない
  • サーバの管理者に構成を見直してもらう

の三択ですが、そんなこと管理者に言われても、既存のブログサーバなどでは、構成上の問題で直せないときがあります。

そこで、ユーザ側 (クライアント側) の設定で

「セキュリティ的には十分じゃないけど、設定でごまかそう」

というのが以下の方法です。

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Wii テレビの友チャンネルの「テレビリモコン機能」使い物になるか試してみた

任天堂 Wii で「テレビの友チャンネル Gガイド」が始まりました。

メニューをいじっていると割と気がつきにくいのですが、単に番組表ではなく、Wii からテレビに赤外線を送信してチャンネル切り替えなどの制御をする、「テレビリモコン機能」が備わっています。

  • [設定] -> [テレビリモコン機能] を選ぶ
  • TV のメーカーを指定する
  • テストとして、Wii リモコンの A ボタンを押すと TV の電源が on/off する

画期的な機能…といいたいところですが、うちではこの機能うまく使えません。

もともと Wii のセンサーバーは、ユーザーに説明しやすくするために「センサー」と言っていますが、赤外線発光器に他なりません。逆に Wii リモコンには受光器しかなく、いくら力を振り絞ってテレビに向けても、テレビは反応しません。

ところがそのセンサーバー、通常 TV の上か、下に置かれていて、テレビと同じようにプレイヤー側を向いています。なので、壁などの乱反射を利用して、”ワンクッション以上で” テレビの受光器に光を当てる必要があります。

メーカーもそこは承知しているようで、「安全に利用するために」を開くと「部屋の大きさや壁の色、センサーバーの取り付け位置 (上、下)  など、テレビ周辺の環境の影響を受けやすく」と書いてあります。

PC には HDMI 端子 / HDCP 対応 DVI-I 端子搭載の 1900×1200 液晶ディスプレイが接続されているのですが、なぜかダイニングの Wii 用 TV はいきなりの落差でブラウン管…ですので、センサーバーはテレビの上面に乗せてあります。対して、テレビの受光部はありがちなパターンで下の方にあり、お互いに直視できない位置関係なので、とても不利です。

多少 TV の向きを変えたぐらいでは、反応しませんでした。一度だけ受信したときがあるのですが、よく考えたらそれは服に反射していたようです。

テストに失敗したときのメッセージで、テレビの下にセンサーバーを置いてみて…と表示されますが、それは薄い液晶テレビの話で、TV 台いっぱいに自己主張しているブラウン管の下に置くというのは無理な話。

よし、とにかく反射すればいいんですね。

ならばこれだ。

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Virtual Server + Active Directory 構成の落とし穴 Part2 – 時刻同期編

先日 Virtual Server + Active Directory で、自動的に起動するように設定しておかなければいけない話を書きましたが、もう一つ落とし穴がありました。

それは、

ホストOS と時刻の同期をしてはいけない

です。

Virtual Server では、ホスト OS とゲスト OS (バーチャルマシン) の時刻を合わせる方法が用意されています。「ホストの時刻の同期」という機能なのですが、

  • ホストOS はドメイン A に属している
  • ゲストOS はドメイン A のドメインコントローラである
    とき、何気なくこの機能を ON にしてしまうと第二の悲劇が訪れます。

私が実験した限りでは、ON にしているのに時刻がずれていきます。

  • Active Directory は Kerberos 認証のため、参加しているコンピュータはドメインコントローラを基準に時刻合わせしようとします。
  • しかし、そのドメインコントローラが、逆にドメインメンバーであるホスト OS 側の時刻に同調しようとします。

こうして無限ループに陥ってしまいます。対策としては 2通りの考え方があって、

  • Active Directory のバーチャルマシンだけは「ホストの時刻の同期」を OFF にする、
    かつ
    外部の NTP / SNTP サーバと時刻同期する (うちでやっている方法)

または

  • Active Directory のバーチャルマシンは「ホストの時刻の同期」を ON にしたまま
    かつ
    ゲスト OS (Active Directory) Virtual Server のホスト OS はドメインに参加しない
    かつ
    外部の NTP / SNTP サーバと時刻同期する (でも未検証)

のどちらかを行えば OK です。

IC Card World で「かざす」と戦利品が

IC Card World ロゴ入り 2GB USB メモリ本日のお宝。IC Card World でなんと 2GB USB メモリを当ててしまいました。100名様限定みたいです。

光り輝くイベントロゴがナウでヤングです。 (現代語訳: イケてなくて萎える)

会場では、おサイフケータイを用いたスタンプラリーが行われており、各企業ブースをまわって Felica ポートに携帯をかざし、スタンプを 7個以上集めて抽選コーナーで 1回抽選を受けることができました。



IC Card World のスタンプラリー
スタンプラリーに使われているのは今回のイベント 1回だけのやっつけアプリではなく、FeliCa Networks による「ピットモット」というサービスのデモンストレーションでした。各社の会員証 / ポイントカード / チケットなどを汎用的に扱えるプラットフォームのようです。au / DoCoMo / Softbank の各携帯に対応しており、あらかじめアプリをダウンロードしておき、お店のリーダライタにかざすことでサービスを受けられます。

ところで、FeliCa では Felica チップを埋め込んだカードや携帯をリーダライタに近づける行為を、「かざす」「かざせます」という用語で統一しているようですね。商売柄、英語をローカライズする際は、基本は原文に忠実な訳を求められる (*1)  ため、デフォルトで「近づける」などフツーの表現を思い浮かべてしまいますが、「かざす」はちょっと翻訳方面では出てきにくい、和の心が入っていて素敵な表現だと思います。

(*1) … ゲームのローカライズ (日本語化) では、直訳では原文のノリが伝わらなかったり、逆に日本人にウケないと判断すると意図的にアレンジを加えたりもします。じゃないとつまらないですし 🙂

ピットモットとは? – Felica Networks
http://www.felicanetworks.co.jp/pitmotto/about/

Card: ファミマTカードがあれば、TSUTAYA Wカードは必要ないのか?

ファミマTカード

最近ファミリーマートが「ファミマTカード」というものを発行し始めました。

TSUTAYA の大きな “T” のマークのついた Tカードを持っている人は多いと思いますが、その兄弟分にあたります。Tカードと同じように、提携店での買い物時に 100円で 1ポイント貯めることができます。ファミマ店頭でも同様です。

ファミマTカードも Tカードと同様にポイントを貯めることができるのですが、さらにファミマ店頭では、会員特別価格で買える商品もあります。また火曜、土曜はカードの日になっていて、おむすび、フライドチキンなど食品が 10% 引きで買えます。

TSUTAYA Tカードのクレジットカードつきバージョンが Wカード、ファミマTカードにもクレジットカード機能つきがあります。

Tカードと機能が同じで、ファミマ特典があるなら、生活圏内にファミマがあるならそっちだけで良いのでは…ということで作ってみたのですが、ファミマTカード (クレジット機能つき) に意外な落とし穴を見つけてしまいました。

それは…
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顔で成人を識別するタバコの自動販売機があった!

顔で成人を識別する自動販売機

リテールテック JAPAN で面白い自動販売機を見つけました。

顔の特徴を見て、成人かそうでないかを見分ける自動販売機です。見た目フツーの自動販売機ですが、カメラと免許証のスキャナが追加されています。

説明員の方によると、処理の流れは、

  • 顔のしわ (なんですと!)、目口鼻の位置関係、骨格 (顔の輪郭でしょうか) により、あらかじめ持っている年齢ごとの特徴データと比較して年齢を判断する。
  • 年齢を正確に当てるのが目的ではないので、「成人」「未成年」「不明」の 3種類に分ける。
  • 「成人」だったら、免許証は不要。めでたく買える。
  • 「未成年」「不明」だった場合は、免許証の提示を求める。
  • スキャンした免許証の顔写真と、カメラに写った顔画像を照合して、同一人物かどうかを判断する。
  • 同一人物の免許証と判断できたら、生年月日欄を読み取り、成人かどうかを判断する

という、カメラと免許証を組み合わせたタイプになっています。人間の顔かどうかも区別がつくそうで、例えば猿の写真を見せても成人とは見なされないそうです。

顔の識別技術は、キャノンのデジカメでは「フェイスキャッチ テクノロジー」、ソニーは「スマイルシャッター」と呼ばれていますが、基本的には似た技術だそうです。

ここで、正しく識別できる率や taspo との関係を聞いてみると… 続きを読む

RPG の父逝く

D&D (ダンジョンズ & ドラゴンズ) の共同制作者の一人 Gary Gygax が 69歳で亡くなったそうです。正直 TRPG (テーブルロールプレイングゲーム) はハマりませんでしたが、日本で RPG って大体どんなゲームなの? といっていた頃から、D&D の名前がよく引き合いに出されていたのを覚えています。

個人的にですが、RPG というコトバを日本の PC 雑誌で目にしたのは、PC-1500 というポケコン上で動くアレフガルド (アルフガルド、だったかも。ドラクエではないです) というゲームが最初だった気がします。月刊 ASCII とかその辺です。

本が枝分かれ RPG になっている「ソーサラー」シリーズも結構やりました。

シミュレーションゲームやアクションゲーの要素を採り入れたり、ハードの進化に伴ってコンテンツが膨れ上がり、携帯に昔の作品のリメイクが移植されるご時世になっても、コンピュータゲームに関する限り RPG というジャンルは、現在まで大して進化していない気がします。

生みの親のご冥福を祈ります。

Gary Gygax, ‘Father of D&D,’ Dies at 69 http://blog.wired.com/underwire/2008/03/report-gary-gyg.html

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