Yahoo!BB から So-net への ADSL 切り替え工事が終わりました。
nire.com は ADSL か、フフン、と思う方もいるでしょうが、予備回線なんです。光も定期メンテナンスや、ONU のハード故障、Bフレッツの網側トラブルなど落ちる要因はいくらでもあります。それに備えて、メールサーバも光経由のルートと、ADSL 経由のルートがちゃんとあります。
一時期、乗り換えを検討した激安プロバイダよりよっぽどまとも
で、その予備回線が安いという理由だけで Yahoo!BB だったのですが、値段はともかく、
- ADSL モデムがルータタイプの挙動しかできない
- モデムの設定変更が許されておらず、NAT のポートマッピング設定ができない
ために、外に対するサーバ公開する手法が限られるのです。それでもセカンダリメールサーバ用のルートとしては使用していたのですが、https:// 系のサーバがここへ来て増えて、Yahoo! の限界を感じたので、モデムが PPPoE ブリッジをサポートしている So-net に乗り換えたというわけです。
So-net からレンタルしたモデム WD701CV では、このような PPPoA / PPPoE / PPPoE ブリッジありのモード切替ができるようになっていて、デフォルトでは PPPoA になっています。
PPPoE ブリッジモードは、モデムに Windows Vista PC を直結してダイヤルアップする分には問題ないのですが、Yamaha RTX1100 で接続すると PPPoE 接続に支障があるようでした。(以前フレッツ ADSL を使用していたときは、モデムモードで問題なく RTX1100 から PPPoE 接続できていたのですが。)
そもそも、WD701CV 自身が So-net フォンのために PPPo[AE] セッションを張っているときに、PPPoE ブリッジで PC からも PPPoE 接続できてしまうという挙動がやや謎でした。(マルチセッション?)
So-net フォンも使いたい、仁礼家 LAN からのサーバも公開したいとなると、どちらにせよ PPPoE ブリッジよりは、素直に WD701CV に PPPoA 接続と、NAT のポートマッピング、UPnP をさせて、RTX1100 はその背後でルーティングとファイアーウォールに徹した方が良さそうだという結論に落ち着きました。
スピードについても調べてみました。5回計測の平均なので非常に簡単なテストですが、PPPoE / PPPoA のどちらかがスピード的に有利、というほどの違いは見られませんでした。
— | PPPoE: モデムから発呼 |
PPPoE ブリッジ: Windows Vista から発呼 |
PPPoA |
下り通信速度 (平均) | 7.06Mbps | 7.08Mbps | 6.92Mbps |
上り通信速度 (平均) | 922Kbps | 688.26Kbps | 870Kbps |
- ブロードバンド スピードテストで計測 http://www.bspeedtest.jp/
- ADSL 12Mbps
- 線路距離長(エンドユーザ~NTT収容ビル) 1700 m
- 伝送損失 26 dB
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