3/3 (火) から東京ビッグサイトで行われている IC CARD WORLD と SECURITY SHOW 2009 に行ってきました。会場の様子を紹介しましょう。仕事モードとは切り離して、技術オタク目線でお送りします。
7つの展示会のお詰め合わせ
去年も IC CARD WORLD やリテールテックJAPAN に参加しましたが、今年も同じ顔ぶれの 6つの展示会が同時に開催されました。
- JAPAN SHOP
- 建築・建材展
- ライティング・フェア
- リテールテックJAPAN
- IC CARD WORLD
- SECURITY SHOW
- フランチャイズ・ショー ((これだけ開催日が異なる))
これらは偶然の一致で同時開催しているのではなく、街づくり・流通ルネサンスという総合展示会の一環です。主催は日本経済新聞社。どうりで入口で一生懸命、日経新聞配ってるわけです 🙂
IC CARD WORLD が面白くない!
個人的に期待しているのは IC CARD WORLD と SECURITY SHOW でしたが…
IC CARD WORLD は今回期待はずれでした。去年から IC CARD WORLD 用に与えられているスペースはそれほど広くはありません。東京ビッグサイトのホール 1つだけ (東ホール2) しかなく、お隣の展示会と境目が床面のカラーリングぐらいしかなく、幕張メッセの 3ホールと 4ホールの間みたいに壁で仕切られているわけでもないため、気がついたらいつの間にやら隣のリテールテック JAPAN やライティング・フェアに迷い込んでいたりして、存在感 0 です。
パネルディスカッションのブースも「えっこれだけ?」と思う狭さでしたし。ブースの片隅に、100席前後しか用意されていなかった気がします。
出品内容も、Suica, Edy, おサイフケータイと連携したネット上のサービスや、ポイント集め、入退室管理への応用などと、すっかり Felica ワールドと化しています。
エンドユーザーにとっては、近所のお店がバラバラに発行したポイントカードで財布が太ってしまう現状を考えれば、国内で使える非接触 IC カードの技術が Felica に実質的に統一され、おサイフケータイひとつで何でもできるようになることは、利便性も高く歓迎すべきでしょう。
IC カード媒体に乗っかってビジネスをする方も、その方がやりやすいというものでしょう…が、新しいテクノロジーを求め飢えと渇きを癒そうとやってきた一介の技術オタクとしては、面白くも何ともないソリューション展示会になってしまいました。
2007年3月の時点ですでに 2億個を出荷していると言われる Felica IC チップ、うち 4000万個がおサイフケータイだそうですが、2008 年はどうだったのでしょうか。
単一のデファクトテクノロジーが勝ち残った時点で、いずれ市場の成長曲線って飽和してしまうかも…と思わせる展示会でした。
一時的な景気の低迷によるものだと良いんですけどね。
で、なんでタイトルが「非活性化」なのかは次回 🙂
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