(2009/4/12 追記: 2009年の WordCamp Tokyo のメモもあります。)
9月23日にデジタルハリウッド渋谷校で行われた WordCamp Tokyo 2008 に参加してきました。ブログサーバ WordPress のユーザーや開発者、関連企業によるプレゼンセッションです。
各セッションの内容メモです。セッションテーブルはこちらを。興味のあるセッションだけなので、全セッションを網羅しているわけではありません。
WordPress の歴史とこれから
- WordPress のオリジナル版は 2001-2003年の b2/cafelog。 その後、開発中止になる予定だったブログソフトウェアを Matt が引き継いだ
- 日本では 2003年 に WordPress ME 誕生
- WordPress 2.7 (2008年11月)
ワンクリックアップグレード機能、コメント / 記事管理機能の充実 - BuddyPress 正式版公開 (2008年末?)
SNS 機能をサポート
数字で見る現在の WordPress
- ダウンロード数: 1,687,968 (v2.6)
- 言語ファイル: 約 60言語
- 公式ディレクトリのプラグイン数: 2,968
- 新公式ディレクトリのテーマ数: 409
- WordPress.com ブログの数: 4,183,073
WordPress MU の教育現場での実例紹介
2004年から HTML ファイルを手書きでサッカー部など部活動の試合予定などを公開していたが、年々後から入ってくる保護者は技術的なものに対する難しさや熱意に限界があったため、利用の簡単な WordPress に目をつけた。
WordPress (MU) を使うと、Web ブラウザが使えれば 2時間ほどの講習で使える、FTP サーバなどを立てる必要がなく、画像のサムネイル機能があるなどといった利点がある反面、サーバのメンテナンスを誰かがし続けなければならない。
QA
- Q: MU 導入時のトラブルはないか。MU は (WordPress そのものに比べて) ピーキーな印象がある
A: 特にないが、プラグインはあまり大量にいれない。あまり WordPress 自体もアップデートしない。するとダッシュボードのレイアウトなどが変わってしまい、保護者が使えなくなる。(Nire 注: バージョンを放置してしまうとセキュリティホールが…) - Q: サーバホスティングはどうしているか。
A: もともと画像のデータ量が多かったので、レンタルサーバだとホスティング料金が上がってしまうため、レンタルサーバではなく自前で運用している
Lightbulb moments with WordPress
Automattic 社の Michael Pick のセッション。WordPress はカメラのように、自動で使えば簡単だが、ユーザが細かくカスタマイズすることもできる。WordPress は Automattic 社が所有しているのではない。コミュニティが育てていってほしい。
WordPress Statistics
- 7mil users
- 11.1mil download this year
- 35mil new posts
- 6.5billion page views
- Versions released every 3-4months
- Only 58 consultants in Automattic
WordPress 2.7 – One click upgrade についてはこのセッションでも説明があった。
QA
- Q: Automattic 社のビジネスは。
A: WordPress.com の運営などによる広告収入、VIP ブログの作成による収入 - Q: アメリカと日本のブログ市場の違いは。
A: 日本はブログの数も多く Movable Type も発達しているので、日本の市場について学びたい。
0件のコメント
6 件のピンバック