前記事: LASIK: 気がついたら 9人がレーシッカーズになっていた
首都圏のレーシッククリニックで、よく名前を聞くのは 3つあります。
- 品川近視クリニック (通称: 品川クリニック ((「品川クリニック」という名前の医者は本当は沢山あるので、品川近視クリニックとしたほうが間違いがないようです)) )
- 神奈川クリニック
- 錦糸眼科
どれも眼科医には違いないのですが、前 2つは美容外科グループ、錦糸眼科は医療社団法人に属している眼科専門の機関のようです。知人が多く受けている品川近視クリニックから始めて、これらを比較してみることにしました。
水泳って問題ないんですか?
近視矯正手術レーシック (LASIK) は誰でも受けられるというわけではなく、視力や角膜の厚さなどを前もって検査してもらい、適応があれば受けることになります。メールやサイトからの検査予約もできるのですが、私の場合どうしても次の点が知りたかったので、電話で聞いてみました。
- PC で目を使う仕事は何日休む必要があるか。
「イントラレーシックの場合、3日間はお休みいただいた方がいいと思います」 - 水泳は問題ないのか。
「検査前日に泳ぐぐらいは問題ありません。術後は 1ヶ月は控えてください」 - インラインスケート (ローラーブレード) は問題ないのか。格闘技と同じ扱いになるのか。
「(しばらく、インラインスケートがどんなスポーツか説明したのを聞いていて)…そうしますと、スキーと同じ扱いになると思いますので、やはり 1ヶ月はされない方が良いと思います。眼球の表面に直接衝撃が加わるものでなければ大丈夫だと思いますが、詳しくは来院の際、医師にご相談ください」 - 花粉症の薬は検査に影響あるか。
「問題ありません。ただ、問診票に使用中の薬を記入する欄がありますので、そちらにご記入ください」
終始、丁寧な応対でした。1ヶ月間泳げないというのは、定期的にスポーツやってる人なら分かると思いますが、せっかく積み上げた体力が後退するので結構厳しいものです。まあ他ならぬ目の話なので仕方がないでしょう。
導入時期を聞いたら日単位で返ってきた
イントラレーシックの場合、実際の手術は機械だのみらしいので…..いや私が機械オタなだけなのですが、機材については 2点ほど聞いてみました。
- コンチェルト社のエキシマレーザーとは何が違うのか。
屈折矯正のためのエキシマレーザーにいくつかの機種があるのですが、神奈川クリニックが品川にはないコンチェルト (Concerto) という機種を配置しているようです。持っている神奈川に聞いても利点しか言わないと思うので、あえて品川に違いを聞いてみました。 - レーザーを当てる機械の導入時期はいつ頃なのか。
あまり古い機材だとトラブルが起きやすそうな気がしたので、「5年前です」ぐらいの答えを期待して軽く聞いてみました。
すごいのはここからで、すぐには正確にお答えできないので、1時間以内に折り返し電話します、と言われたのです。
「先ほどお問い合わせの件ですが、フラップの作成にはイントラレース社の FS60 を使用していて、エキシマレーザーはアレグレットウェーブアイキュー ブルーラインを使用しています。機材の導入時期は 2006年 6月 28日で、それまではアレグレットの旧機種でしたが、新機種に更改しました。
コンチェルトの場合、エキシマレーザーの照射時間が短い ((神奈川クリニックの公式サイトによると 5秒)) とのことですが、当院でも実際には 5秒-10秒間しか照射しません。性能的にも大差ないかと思います」
…つまり機械のスペックよりウデというわけか。
美容外科系おそるべし
正直、これが例えば PC のハードウェアメーカーのサポート受付に電話して、細かいスペックについて質問しても、もっとあやふやな応対しかされないものです。美容外科や近視治療の場合、自分の身体に手を加えるもの、しかも手術を「受けない」という選択肢がデフォルトなので、電話応対にはコストをかけているし、年々コストダウン著しい IT 系と比べて収入は大きいでしょうから、それなりに人件費が使えるのでしょう。
ともかく、この段階では満足したので、適応検査の予約をしました。
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