前記事: LASIK: 品川クリニック検査の完結編 – 再手術はありえる?
いかにも眼科という感じの建物
錦糸眼科についてブログに書いて良い、と許可を得ることができましたので書いてみます。
これを書いているのは手術後 4日目だったりするので、処方された遠視用のメガネをかけて 30分ずつちまちまと書きためているので、いつもよりゆっくりした up になると思います。
品川クリニックで検査を受けた後、実はすぐにこの眼科にも予約を取って検査を受けに行ってきました。
医療法人メディカルドラフト会 錦糸眼科は、品川クリニック、神奈川クリニックなどの美容外科をバックボーンとしているところではなく、眼科専業のようです。
入口は画像のような感じで、1F, 2F が吹き抜けの建物になっています。1F で受付を済ませ、検査、診察室のフロアに上がります。雰囲気的にビューティーサロン的な乳白色の照明が受付を照らしている品川に対して、錦糸はしいて言えば質実剛健、そこまで言わなくてもごく普通の清潔な建物です。
2時間 30分ぐらいの検査
検査フロアの規模は品川では視力表が 15枚あったのに対してこちらは 3枚程度、機材は 1セットのみ、いわゆる普通の目医者さんでよく見る風景です。
全体の流れ自体は、品川クリニックとそう変わりません。
- 検査機械を使った検査 (明るい部屋)
- 視力表を使った視力検査
- 診察
- 結果発表とカウンセリング
検査機械…というのが公式サイトでいう「角膜屈折調整検査」「角膜曲率半径計測検査」「角膜厚検査」「眼圧測定検査」「角膜内皮細胞数検査」です。
細かい違いを挙げるなら、錦糸眼科の場合は
- 暗い部屋での検査がない
- 視力検査はすぐ終わる
ことでしょう。特に視力検査は、品川でこってりと矯正レンズの度を変えつつ見える度数を細かに測ってくれたのに対して、視力検査は縦一直線に上から進んだ後、答えに詰まったところで同じ度数を横に 3個見て終わりです (逆 T字型)。アレッと思っている間に終わってしまいました。心理的にやや不安な点です。
検査結果を比較してみる
品川近視クリニック
— | 裸眼視力 | 矯正視力 | 屈折値 – 球面S | 乱視 C | 角膜厚 |
右 | 0.15 | 1.5 | -5.5D | -0.5D | 653μm |
左 | 0.2 | 2.0 | -4.75D | -0.75D | 646μm |
錦糸眼科
— | 裸眼視力 | 矯正視力 | 屈折値 S | 乱視 C | 切除量 | 角膜厚 |
右 | 0.05 | 1.2 | -6.75D | 0.5D | 91μm | 664μm |
左 | 0.05 | 1.2 | -5.75D | 0.75D | 76μm | 654μm |
角膜の厚さはほとんど誤差として、視力と屈折値にはかなり違いがあるようです。特にレーシックで角膜実質層を何μm 削るか、の決定には近視と乱視の度数 (S, C) が用いられ、値が実際よりも小さすぎると矯正不足で近視 / 乱視が残り、大きすぎると過矯正といって遠視すぎる状態で、近くが見えづらくなります。
角膜厚を計算してみせてくれた
検査当日の医師の方からは、ここでもやはり角膜が厚いと言われつつ 🙂 切除しても十分な角膜ベッドが残せる ((角膜ベッドは 280μm 必要。「屈折治療のご案内」にはそう書いてあって、品川でも確かそうなのですが、別の資料には 300μm と書いてあったような気がします。見つかったら修正します)) ため、イントラレーシツクが可能です、と言われました。
切除量は、品川と違いズバリ教えてもらえて、その場で計算してみせてくれます ((でも手で計算でした。電卓つかってください… 🙂 )) が、上の表で右目の例では、
角膜全体の厚さ 664μm – イントラレーシックのフラップ厚 100μm – 角膜実質層の切除量 91μm = 473μm
これが 280μm 以上ならセーフ。
次回は、手術後 1.0 以上になる確率について書きます。
0件のコメント
2 件のピンバック