KCP+  4回目のアップデート、次はいつ?

au 携帯 W54S ほか 3機種で 4回目のケータイアップデートのお知らせがあり、インストールしました。

  • データフォルダやmicroSDの操作中に電源がリセットする場合があります。
  • カメラを起動中に電源がリセットする場合があります。

…メモリリークにより、長期間使っていると始めて発生するようなバグを集中して調べ始めたのかな、という気がしますが、一時マイルドになっていたバグの傾向が一転して電源がリセット、ということで、なかなか「枯れる」気配がありませんね。

前回も書いたように、オンラインで定期的に fix される分には良いのではと個人的に考えていて、まあ次もあるだろうと考えています。今までのアップデート告知日がこうなっていて、

2/13 (Wed)
2/27 (Wed)
3/11 (Tue)
3/27 (Thu)

だいたいコンスタントに 2週間おき

金曜日にアップデートを告知してしまうと、利用者が

「電池切れかけでうっかりアップデート開始したら、途中で力尽きてご臨終」コース

もしくは新ファームに致命的なトラブルがあった場合など土日にしわ寄せが来るのはサポートチームや au ショップも避けて欲しいでしょうから、木曜まで、と考えると、次回は 4/9 の公算が普通に高く、誤差プラスマイナス 1日つまり 4/8 – 4/10 の間には次が出るのでは、と勝手に考えています。 🙂

前回も書いたように、コンスタントに情報公開しつつオンラインアップデートで直してくれる分には、あまりネガティブには考えていません。複雑なソフトウェアスタックの割に、ケータイには定期的なバグフィックス、というカルチャーが利用者に浸透していないと思うので、必要以上にソフトウェアの品質を疑われる、とは思いますが。

ドコモ OS の簡素化報道に残る疑問

読売新聞によると

として、要は iモード、Felica を使ったおサイフケータイなどの機能をパージして、OS 本体をより基本的な機能だけにしていく、といった報道がされています。

そもそも報道しているのが読売新聞だけしかも 3連発、というのもなにか不自然な気がしますね。簡素化の目的も気になります。

国内の携帯電話市場が飽和状態に近づき、国内端末メーカーの事業撤退・売却が相次いでいるため、ドコモは端末の設計変更でメーカーの海外進出を支援し、自社の海外戦略にも役立てる。

と書いてあるのですが、ドコモの 3/23 前後の報道発表資料には無いし。

この発言が本当だとしても、簡素化したからといって、今さら国内ケータイに求められる複雑なソフトウェアが 2010年からカンタンになるわけではありません。

OS を Android にしようが何にしようが、「誰が」担当するのか、がすげ替わるだけです。最後はニーズに合わせてメール、Web、カメラ、Felica、ワンセグ、GPS などすべての機能を全体で開発 / テストしなければならないことに変わりはなく、その意味では KCP+ と作業量や、そしてバグの発生レート的には同じ、さらにはケータイアップデートの定期的な提供という流れは避けられないのではないかと思います。